コマ撮り用のパペットに飾りつけをして、撮影する“コマ撮り人形”を作り、グループごとに1カットずつ撮影後、全員で1本のコマ撮りアニメーションを作ります。
各部4グループに分かれて作業します。
コマ撮りアニメとは
コマ撮りアニメとは、人形や物を少しずつ動かしながら写真を撮影し、たくさん撮影した写真を並べる事で、それ自身がまるで生きて動いているように見える撮影方法です。
CGがない時代から使われている撮影方法で、今でもハリウッド映画の撮影にも使われています。
手作りだからこそ味のある映像が魅力的です。
講師:ヤマダ・ユーコ
コマ撮りアニメ作家/コマ撮り映像監督
東京生まれ。
クレイアニメーション制作会社に2年勤務したあと独立。
食べ物や料理など日常に欠かせないテーマを主としてコマ撮り作品を制作している。
・「冒険大陸 アニアキングダム」第1シーズンを数話、監督として担当
・テレビ東京「おはスタ」コマ撮りアニメの先生として登場
・ABCテレビ「おはよう朝日です」おきたらんどオープニングのコマ撮りの人形の制作を担当
・Web CMなどのコマ撮りアニメーターとして参加
代表作
コマ撮り作品『パン屋のイーストン』『Tomato!』『キャロット』『浅草こねこねんど!』など
<講師からのメッセージ>
コマ撮りアニメに使用される写真の枚数は様々ですが、普段のテレビで見るアニメでは1秒間に12枚〜24枚の写真が使われていることが多いです。
例えば、5分の作品を1秒12枚のコマ撮りアニメで作ると3600枚、1秒24枚では7200枚の写真が必要になります。
コマ撮りアニメは準備にとても時間がかかります。
その上、たった1秒のコマ撮りアニメを撮影するだけでもとても時間がかかるため、1日で5秒分しか撮れないと言われています。
今回のワークショップでは、1秒6枚のコマ撮りアニメで30秒程度の作品を仕上げます。
30秒の作品を1秒6枚のコマ撮りアニメで作ると180枚の写真が必要になります!
1カット(1グループ)につき45回シャッターを切ります。
とても大変な作業になりますが、一緒に頑張りましょう!
<ご案内>
- ※出演者、内容、時間等は予告なく変更になる場合があります。
また、感染症や天候等の事情により、急遽プログラムが変更・中止となる場合があります。予めご了承ください。