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演劇「中高生ステージ」 “junior and senior high school stage”
『わたしの原点。』“My origin.”

台東区内の中学・高校演劇部が一堂に会し、日頃の稽古の成果を発表する演劇「中高生ステージjunior and senior high school stage」!
プロ野球にも負けない魅力が高校野球にあるように、未熟さの残る中高生の演技は、時に、プロのそれよりも強く私たちの心を打ちます。演目には、彼らの悩みや葛藤が反映されているものも多く、中高生たちが感じているリアルを垣間見られるのも魅力です。

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    イベントレポート

日時・会場

日時

令和5年8月27日(日)Sunday, August 27, 2023
9:40開場 10:00開演 16:45終演(予定)

会場

生涯学習センター ミレニアムホール
(台東区西浅草3-25-16 2階)

Google map

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プログラム内容

「江戸まちたいとう芸楽祭」のプレイベント 演劇「中高生ステージjunior and senior high school stage」!
区立・都立・私立の垣根を越えた台東区内8つの中学校・高校の演劇部がミレニアムホールに一堂に会し、日頃の稽古の成果を発表します。
中高生たちによる活気に溢れたステージをぜひご覧ください!

タイムテーブル

10:00~10:30 駒形中学校Komagata Junior High School
10:45~11:15 柏葉中学校Hakuyo Junior High School
11:30~12:00 白鷗高等学校附属中学校Hakuo Junior High School
12:00~13:00 <休憩>
13:00~13:30 上野学園中学校・高等学校Ueno Gakuen Junior and Senior High School
13:45~14:15 上野高等学校Ueno High School
14:30~15:00 忍岡高等学校Shinobugaoka High School
15:15~15:45 岩倉高等学校Iwakura High School
16:00~16:30 白鷗高等学校Hakuo High School
16:30~16:45 講評Commentary

参加校のご紹介

駒形中学校Komagata Junior High School

タイトル:あ・く・ま・で・・・ 作:松岡 晶子
現在部員8名、学年を越え和気あいあいと活動しています。自分の立ち姿を認識することから始まり、発声・滑舌・ストレッチを行いつつ、エチュードを通して演技力を日々磨いています。

柏葉中学校Hakuyo Junior High School

タイトル:台本が書けないっ!! 作:ワタガシ二世
柏葉中学校Hakuyo Junior High School演劇部では、個性豊かな部員12名で楽しく活動しています。1人ひとりが演技を楽しみ、最高の舞台を作り上げますので、楽しみにしていてください!

白鷗高等学校附属中学校Hakuo Junior High School

タイトル:マジカルスイートドリーマー 脚本:星野 華凛
おはようございます!白鷗高校附属中学校演劇部です。現在、私たちは部員23名で楽しく、明るく、和気あいあいと活動しています。部員全員で協力して作り上げた演劇をぜひお楽しみください!

上野学園中学校・高等学校Ueno Gakuen Junior and Senior High School

タイトル:Chant ―汝愛する汝であれ 作:月 哲(タル チョル)Tal Cheol
上野学園演劇部Ueno Gakuen drama club です!この芸楽祭への参加は今年度が初めてです。部員は7名の少数精鋭で日々稽古に励んでいます。初めて立つ舞台を部員一同全力で楽しませていただきます!

上野高等学校Ueno High School

タイトル:♭のち♮ 作:新野 太陽

都立上野高校演劇部は、新たに4人の新入部員を迎え、現在11人で活動しています。上野高校ならではの個性を生かしたカラフルな劇をお楽しみ下さい。

忍岡高等学校Shinobugaoka High School

タイトル:畳の上で死ねやしない 作:三輪 忍
忍岡高等学校Shinobugaoka High School演劇部は、あらたに7名の新入部員に恵まれ、元気いっぱい活動しています。今年度も自分たちに合った演目を選び、精一杯練習し、皆様に楽しんでもらえる舞台にしたいと考えています。

岩倉高等学校Iwakura High School

タイトル:風をあつめて 作:常磐 蛙雨Tokiwa Ame

こんにちは。岩倉高校演劇部です。新入生が12人入り、総勢21人になりました。
昨年よりもパワーアップした舞台を創りあげます。お楽しみください!

白鷗高等学校Hakuo High School

タイトル:夢中夢
おはようございます。現在、2年10名、1年8名で活動しています。皆どこか頭のネジが外れていますが、劇には真剣に向き合っています。努力の結晶をどうぞお楽しみに!

ご案内

  • ※内容、開始時間の変更ややむを得ず中止となる場合がございます。
  • ※入退場自由ですが、上演時間中の入退場はお控えください。
  • ※満席の場合は入場を制限することがあります。
  • ※客席内でのご飲食・写真撮影・録画・録音は固くお断りします。

※感染症対策について

  • 発熱等や体調がすぐれない場合はご来場をお控えください。
  • 実行委員会では、会場内の手指消毒用品等の設置や必要に応じた換気など有効な感染症対策を講じてまいります。
  • 感染症の状況により、急遽、プログラムが中止、運営方法が変更となる場合がありますので、予めご了承ください。

鑑賞・参加方法How to watch

お申し込み方法

無料・事前申込不要

お問い合わせ

江戸まちたいとう芸楽祭Edomachi Taito Geirakusai実行委員会事務局
(台東区役所9階④番文化振興課内)
03-5246-1328(9:00~17:00、土・日・祝日を除く)

第6回江戸まちたいとう芸楽祭プレイベント演劇「中高生ステージ」は、8月27日(日)にミレニアムホールにて開催されました。台東区内8校の中学・高校演劇部が参加し、「わたしの原点。」のキャッチコピーにふさわしい、笑いや情熱あふれたステージを繰り広げてくれました!そして、今年は多くの一般のお客様にもご来場いただき、日頃の稽古の成果を披露する機会となりました。

トップバッターは駒形中学校で『あ・く・ま・で・・・』“A・K・Ma・De…”。「1学期の終業式の日、無事に夏休みを迎えられるのかと思いきや、何やら不穏な空気が漂う教室。この学校の秘密が明らかになってくる…」というオリジナルストーリーで、学校には先生も含めて個性豊かな人たちが集うところが醍醐味であり、楽しいところなのだという、メッセージが伝わりました。

2番手は柏葉中学校Hakuyo Junior High Schoolの『台本が書けないっ!!』。舞台本番まで3週間、まだ台本が書けない副部長を、アイデア出しの為に部員全員で即興劇をする事で助けるというお話。「ロミオとジュリエット」「時代劇」「戦隊モノ」「原住民」「西部劇」「コンビニ強盗」などアイデア満載の即興劇に仕立てます。テンポよくダンスや笑いがあって、演劇が持つ創造力の逞しさ、演劇部の部活の様子が少し垣間見えた気がしました。「演劇戦隊カイエンジャー」の一員になりたいと思いました!

3番手は白鷗中学校Hakuo Junior High Schoolの『マジカルスイートドリーマー』です。自分が見たい夢を見られる「フィッシュボーン」という機械に、現実逃避する主人公のお話。最後はハッピーエンドで終わりますが、この舞台はマルチエンディング形式になっていて、白鷗祭公演(9月9日)では別の結末になっているそうです。こちらの結末も気になります。現実の世界と夢の世界がうまく描かれていてどちらが本当の舞台か分からなくなりました。

そして、昼休憩をはさみ、午後の部が始まります。4番手は今年から初めて参加する上野学園中学校・高校Ueno Gakuen Junior and Senior High School の『Chant~汝愛する汝であれ~』。「自分らしく生きるとは」をテーマに、思春期の高校生や大人たちの悩みを感動的に描きます。愛情溢れた理性的な養護教諭の去り姿に心を揺さぶられました。

5番手は上野高校の『♭(フラット)のち♮(ナチュラル)』。劇中劇の構成で、音響、照明スタッフの様子が同時に描かれ、次から次に予期せぬ事態に見舞われるという話。確かに演劇は生もので、いつ何が起こるか分かりませんが、それでも進行していかなければなりません。その為には一人ではできない、相手を思いやって寄り添ってこそゴールに向かっていける、きっと上野高校演劇部の事を描いているのでしょう。

6番手は忍岡高校Shinobugaoka High Schoolの『畳の上で死ねやしない』。「台風が接近していて避難命令が出ているとある家族の自宅に死体があった。この家族の運命はどうなっていくのか。」人が実際に見ているものとは何か、存在とは何か、死体を通して様々なことを考えさせられる舞台でしたが、ところどころに笑えるシーンがあり、この先どうなるのだろうと思わせる舞台でした。終わり方もとってもシュールで印象的でした。

7番手は岩倉高校の『風をあつめて』。「とある一家の父親の死。遺品整理の中、娘は父親の昔の母親ではない女性へのラブレターを見つける。私たち家族の事なんか見てなかったんだと娘は強く感じるが、本当は・・・」無口で出張が多くほとんど家にいなかった父親の家族への思いが、亡くなった後に残された手紙と家族の思い出で明らかになっていく感動的な物語。「好き」という文字がなくてもラブレターは成立するのだという事が分かりました。

最後の8番手は白鷗高校Hakuo High Schoolの『夢中夢(むちゅうむ)』。登場人物アルスの口癖が「僕らは観客を物語に引き込む。他の事を全部忘れさせて余計なことに目を向けさせない。さあ、今日も夢を見せよう」というセリフがありますが、まさに白鷗高校演劇部の意気込みそのものだと感じました。キャスト、音響・照明スタッフが一体となった舞台でした。

それぞれの学校が様々なテーマを懸命に演じて表現した舞台が終了し、「演劇連携公演」にご出演される劇団の皆様からの温かい応援メッセージを頂き、最後に学校ごとに記念撮影をして終了しました。
夏休みを返上してこの日の為に一生懸命稽古に費やした時間が、ミレニアムホールで大輪の花を咲かせました。観劇された方々にとっても心に残る爽やかな1日になった事と思います。

coming soon

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