演劇連携公演
NO DAY BUT TODAY IN ACT
「粋息吹~芽生え伽噺~」
先人たちの知恵から遠ざかる未来たち。
「貴方の“粋様”は、輝いていますか?」
苦しい世を生き抜いてきた先人たちから語り継がれる、とある人情溢れる昔話。
過去を笑うな。過去に縛られるな。
継承されてきたものを、狭い範疇に収めるな。
これは、今と、これから先を自分らしく歩もうとする者たちへ捧げる、“継承”の物語。
江戸のまちで繰り広げられる、鬼と呼ばれた者たちの、“粋な生き様”を捧ぐ。
-
プログラム概要
-
イベントレポート
日時・会場
- 日時
-
令和5年2月1日(水) 19:00開演
令和5年2月2日(木) 14:00開演 / 19:00開演
令和5年2月3日(金) 14:00開演 / 19:00開演
令和5年2月4日(土) 14:00開演 / 19:00開演
令和5年2月5日(日) 12:00開演 / 16:00開演
February 1, 2023 (Wednesday) 19:00 start
February 2, 2023 (Thursday) 14:00 start / 19:00 start
February 3, 2023 (Friday) 14:00 start / 19:00 start
February 4, 2023 (Saturday) 14:00 start / 19:00 start
February 5, 2023 (Sunday) 12:00 start / 16:00 start
- 会場
-
上野ストアハウス(台東区北上野1-6-11 NORDビルB1)
※自転車・自動車共に駐車場のご用意はありません
プログラム内容
■ストーリー
とある田舎町に住む、昔話の大好きなおばあさんと、引きこもりの孫。
昔話や御伽噺の類に若い世代は興味を持たず、代々受け継がれた物語は衰退の一途を辿っていた。
そしてこの家にも、消えかけた御伽噺がひとつ。昔、むかしで始まる、この土地に住まう鬼と呼ばれた者と、代々紡がれる伝統に背を向ける者、俗世との関わりを断つ者達の物語…自分と向き合い、先の世へ繋ぎ、新たな1歩を踏み出す”粋な生き様”を伝える御伽噺。
■スタッフ・キャスト
脚本・演出:明海月
キャスト:冨田浩児/はらみか/石川慧/織田あいか/西田来華/石井史夏/環/西村和葉/春野遼子 他
■劇団概要
2019年に俳優・小森谷朋基が立ち上げたNO DAY BUT TODAY IN ACT。
名前の通り「今日しかない」ものをテーマに舞台演劇を制作するプロデュース団体です。
今、選ぶ選択が貴方を作り続ける。
だからこそ、後悔のない選択にして欲しい。
そんな想いを持って貴方の背中を押せる作品を作り続けます。
鑑賞・参加方法 How to watch
- お申し込み方法
-
【料金】前方指定席 6,000円 ※事前振込制
一般自由席 5,000円
学割自由席 3,000円 ※要学生証提示
【販売開始日】令和5年1月上旬(予定)
【購入先(WEB購入)】カルテット・オンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/ikiibuki
- 区民招待について
-
◆◆◆当選された方にチケットを発送しました。◆◆◆
区内在住・在勤(学)の方を抽選でご招待します。
□区民招待日時(各日4名まで)
①2月1日(水)午後7時
②2月2日(木)午後7時
③2月3日(金)午後7時
④2月4日(土)午後7時
⑤2月5日(日)午後0時
ご応募は、WEBまたははがきで受付します。
締切り:1月13日(金)(必着)
応募者多数の場合は、抽選とし、当選の発表はチケットの発送をもって代えさせて頂きます。
【WEBでの申込み】
申込みフォームはこちらから
【ハガキでの申込】
希望の公演名、招待日時、希望人数(2人まで)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、在勤(学)の場合は会社(学校)名、所在地を記入して下記郵送先へ(1人1枚、記入不備、2枚以上は無効)。
[郵送先]
〒110-8615
台東区役所 文化振興課内
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
「粋息吹~芽生え伽噺~」区民招待係
※客席までの間に階段があります。予めご了承ください。
お問い合わせ
-
NO DAY BUT TODAY IN ACT
☎080-7418-2022
この物語は、将来に迷う“美織”という少女と観客が、村に伝わる御伽噺を“語部”から読み聞かせられる形で進んでいきます。
昔々、とある村に疫病が流行り、多くの人が命を落としました。それ以来、“トウヤ”と呼ばれる姫がひとり身を削り、村を守るようになりました。一方で、村の近くの山には、自分に自信が持てず気の小さな性格の“如月”と、粗暴なふるまいで村の人々から疎まれている“朱点”という二つの人格を持つ男(月の光を浴びると人格が入れ替わります・・・)が、仲間たちと暮らしていました。ある日、再び疫病が流行るというお告げを受け、都から“渓雪”という陰陽師が村を訪れます。トウヤと朱点(如月)と渓雪、この三人の出会いが大きな転機となり、物語は急展開していきます。
劇中では、作品のタイトルにもなっている「粋」という言葉が繰り返し登場します。朱点は、「粋」とは「助け合い、励まし合い、己を生きることだ」と高らかに宣言します。トウヤと渓雪は、自分の生き方は決められていて変えられないものだと思いこんでいましたが、朱点の「過去や親に縛られず、自分はどうしたいか」「生まれたことを無駄にするな」というストレートな言葉に、次第に心を動かされていきます。そして如月(朱点)自身も、自分と向き合い成長していきます。この三人以外にも、登場する全てのキャラクターにそれぞれの背景があり、どのキャラクターも魅力的に描かれていて、物語に厚みを与えていました。
物語以外の部分では、まず、衣裳が和装を現代風にアレンジしたスタイルで、御伽噺の幻想的な世界観を作り出していました。さらに、疫病の流行った村という設定は、現代を生きる私たちとどこかリンクしていて、ファンタジーでありながらリアリティを持って作品を受け止めることができました。そして、公演終了後に最後の挨拶を指名された方が、この作品に参加できたことに涙ながらに感謝する場面もあり、稽古を通して結ばれた劇団の固い絆を感じました。また、オープニングで披露された出演者全員によるダンスからも劇団の持っているエネルギッシュな勢いを感じました。
御伽噺を最後まで聞いた美織は、過去を生き抜いた人たちからのエールを胸に、前を向いて歩きだそうとします。朱点の「粋に生きているか?」という問いかけは、美織と同じように観客の心にも真っ直ぐに届いたのではないでしょうか。出演者の生き生きとした演技と熱いメッセージに元気をもらえる、清々しい余韻の残る作品でした。
coming soon
芸楽祭の概要に関するチラシ・パンフレット(PDF形式)や、バナーを用意しております。
ご自由にダウンロードしてご利用ください。
We are prepared for leaflet,brouchure about outline and banners of Geirakusai.
Please feel free to dawnload the followings.