伝統話芸と邦楽でつづる『お江戸将軍さま列伝』
日本の伝統話芸と邦楽でつづる「お江戸将軍さま列伝」 。
天下泰平の世・江戸時代をつくり支えた徳川の将軍さまから、今年の芸楽祭では家康、家光、吉宗の三人にスポットを当て、そのエピソードなどを浪曲、講談、落語を通してご紹介しつつ皆さまを花のお江戸に誘います。
『芸能文化の一大中心地である台東区ならでは!』の見どころ満載な“伝統芸能エンターテインメント”です。
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プログラム概要
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イベントレポート
プログラム内容
今に通じる日本文化の礎を築いた 260 年…。
天下泰平の世・江戸時代をつくった将軍さまたちが、講談、浪曲、落語を通してイキイキと蘇る!
さらに漫才によるご案内や⾧唄・囃子連中による「元禄花見踊」の生演奏! あたかも江戸時代にタイムスリップしたかのような浅草公会堂で、「江戸まちたいとう芸楽祭」の舞台を賑々しく、また春を迎える時節を華々しく彩ります。
伝統芸能の「楽しい」「面白い」「カッコいい」が満載!若い世代からご年配の皆様まで、初心者の方々から〝通〞の方まで、今が〝旬〞の伝統芸能の担い手たちの至芸に触れ、泣いて笑って心から楽しんでいただける構成でお届けします。
演目・出演
江戸幕府を開いた権現様…初代将軍徳川家康
『鈴木久三郎 鯉の御意見』 浪曲:玉川奈々福、曲師:広沢美舟
幕藩体制を固めた“お坊ちゃま将軍”…三代将軍徳川家光
『間垣平九郎 出世の春駒』 講談:神田松鯉
お馴染み、暴れん坊将軍!…八代将軍徳川吉宗
『紀州』 落語:春風亭一朝
元禄時代…上野のお山のお花見風景が蘇る名曲!
『元禄花見踊』 ⾧唄:東音福田眞規連中、囃子:望月美沙輔連中
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漫才/ナビゲーター 母心
出演者
浪曲:玉川奈々福
神奈川県出身。1995年 曲師として故・二代 目玉川福太郎に入門。師の勧めにより2001年より浪曲師としても活動。2006年 芸名を玉川美穂子から玉川奈々福に改め名披露目。「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回ほか、さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲も手がけ、能・狂言・義太夫・オペラなど、他ジャンルとの交流も多岐にわたる。平成30年度文化庁文化交流使としてヨーロッパ・アジア各国で公演を行う。平成31年度 第11回伊丹十三賞受賞。
講談:神田松鯉
群馬県出身。松竹歌舞伎等の俳優を経て1970年 講談師の二代目神田山陽に入門。1992年に三代目神田松鯉を襲名。長編連続物の復活と継承、また神田伯山ほか多くの後進の育成にあたるなど、講談の保存と継承に尽力している。2022年9月28日、満員の盛況裡に行われた「歌舞伎座特撰講談会」は記憶に新しい。日本講談協会名誉会長。落語芸術協会相談役。1988年度第43回文化庁芸術祭賞受賞。2019年 重要無形文化財(人間国宝)認定、2021年 旭日小綬章受章。
落語:春風亭一朝
東京都出身。1968年 五代目春風亭柳朝に入門。1973年 春風亭一朝と改名して二ツ目、1982年 真打に昇進。里神楽を修め、笛に才能を発揮。仇名は笛吹童子。歌舞伎囃子方として歌舞伎座の舞台にも出演するなど芝居との関係と造詣が深く、若手噺家らの鹿芝居でも役者・演出家・鳴物師として余人を以て代え難い存在。お家芸の人情噺のほか滑稽噺に本領を発揮。平成26年度 第30回浅草芸能大賞奨励賞受賞、令和元年度 第70回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
⾧唄:東音福田眞規
東京藝術大学邦楽科卒業。同大学院修了。長唄東音会同人、長唄協会会員、杵勝会に所属し杵屋勝眞規の名でも活動。三歳より長唄を父・東音福田克也に師事。藝大在学中に常英賞受賞。新派公演での劇中唄を評価され国立劇場より特別賞受賞。落語ほか異ジャンルとの共演による数々の舞台に参加。2008年 国立劇場主催「明日を担う新進の邦楽鑑賞会」に立唄として出演。ラジオ、テレビ出演ほか活動は多岐にわたる。「紫蘭乃会」を設立し後進の育成にも力を注ぐ。
漫才:母心
富山県高岡市出身、日本舞踊名取で歌舞伎鑑賞が趣味の嶋川武秀と、茨城県日立市出身、絵本を出版するなどイラストも手がける関あつしが2008年にコンビを結成。2014年 第13回「漫才新人大賞」、2019年 漫才大会第50回記念特別公演「漫才協会王座決定戦」優勝、第3回江戸まちたいとう芸楽祭「ビートたけし杯・お笑い日本一」準優勝など輝かしい受賞歴を持ち、歌舞伎をネタにしたユニークな漫才などが注目を集めている。一般社団法人 漫才協会所属。
※内容、開始時間は予告なく変更になる場合ややむを得ず中止となる場合がございます。
※全席指定(いす席)です。指定された席以外の着席はできません。
※新型コロナウイルス感染症対策について
ご来場の際に検温の協力と手指消毒をお願いいたします。会場内ではマスクをご着用いただきます。検温の結果37.5度以上の発熱(または平熱比1度超)や体調がすぐれない場合、その他感染が疑われる場合には入場をお断りさせていただきます。会場内では人と人との間隔をあけていただき、大きな声での会話をお控えいただくなどの感染防止策にご協力ください。また、この他にもご了承いただきたい事項がございますので、こちらをご覧ください。
チケットご購入時にご登録いただいたお客様の個人情報は、ご来場者に新型コロナウイルス感染者が発生した場合など、保健所等から要請を受けた際は感染症拡大防止のためにのみ情報提供させていただきます。その他の目的のために利用することはありません。予めご了承ください。
ご来場者等の中から感染者が確認された場合は、芸楽祭公式ホームページにて、感染者が発生したことについて掲載いたします。(個人情報は一切掲載いたしません。)
※お祝い花・プレゼントについて
劇場ロビーや楽屋のスペース確保および密を避けるため、スタンド花・楽屋花ともにお断りさせて頂きます。また、出演者の入待ち・出待ち行為、楽屋への面会や出演者へのプレゼント・お花・お手紙含め全てお断りさせて頂きますので、予めご了承下さいますようお願いいたします。
鑑賞・参加方法 How to watch
- お申し込み方法
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下記の購入先「Confetti(カンフェティ)」にて、前売り販売のお申し込みを受け付けします。
【料金】1階席/2階席(全席指定) ※1名席~4名席をご指定のうえ、ご購入ください。
※1名席を複数枚ご購入いただいても、連席をご用意できない場合がございます。予めご了承ください。複数名でご購入希望の場合はセット券をお求めください。
(1名席)3,300円
(2名席セット券)6,600円
(3名席セット券)9,900円
(4名席セット券)13,200円
※この公演では、台東区民割引の販売(先着)と台東区民招待の募集(抽選)があります。詳細は下部をご確認ください。
※お座席の選択はできません。
※お座席は指定席です。指定された席以外はご利用になれません。
※チケット購入時には所定の手数料が発生します。
【販売開始日時】令和4年10月28日(金)10:00~
【購入先】
①Confetti(カンフェティ)
WEB購入:http://confetti-web.com/geirakusai
電話購入:☎0120-240-540
(土・日曜日・祝休日、年末年始12/30~1/3を除く、10:00~18:00)
※台東区民割引は電話受付のみのお取り扱いとなります。
②窓口での購入 TKTS【2月3日、4日のみの取り扱い】
TKTSの各窓口(台東区内には浅草文化観光センター1階にあります。(10:00~20:00)場所はこちら)で、公演の前日と当日に残席がある場合に限り、ご購入いただけます。
【車いすをご利用のお客様へ】
※車いす席のチケットをご購入ください。数に限りがございますので、予めご了承ください。
※車いす席・介助者席は、お電話のみでの受付となります。
※車いす席のご購入は、お一人様1枚までのご案内となります。
※介助者席は、車いすの方1名様に対して1名様までです。(車いす席のお近くの席のご案内となります)
※介助者の方もチケットをご購入ください。
※上記カンフェティ チケットセンター(Confetti)にて電話受付します。(Web・窓口での購入はできません)
【その他】
※主催者判断により中止となった場合、返金対応しますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。
※感染対策のため、発熱や体調がすぐれない場合、感染が疑われる場合等には、ご来場をご遠慮ください。この場合に限り、後日払い戻しをさせていただきますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。2月6日~10日(9:00~17:00)に江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局☎03-5246-1328にご連絡ください。受付期間後の返金対応はできませんので、ご了承ください。
- 区民割引について
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この公演では、台東区民の方を対象に「台東区民割引」チケットを令和4年10月28日(金)10:00より販売します。
【料金】台東区民割引 ※1名席~2名席をご指定のうえ、ご購入ください。
(1名席)2,800円(数量限定・先着)
(2名席セット券)5,600円(数量限定・先着)
【申込・購入方法】
カンフェティ チケットセンター(Confetti)にて電話受付します。(Web・窓口購入はできません)
電話:☎0120-240-540(土・日曜日・祝休日、年末年始12/30~1/3を除く、10:00~18:00)
※「台東区民割引」購入希望の旨を必ずお申し出ください。(お申出のない場合の返金・交換等の対応はできません)
※上記お電話にて、ご希望のチケット枚数(お一人様2枚まで)、住所、氏名、電話番号をお伝えください。お預かりする個人情報につきましては、カンフェティ並びに江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会にて管理し、チケット販売および新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる目的以外への利用はいたしません。
※数に限りがあります。売り切れ次第販売終了となります。
※お座席の選択はできません。
※お座席は指定席です。指定された席以外はご利用になれません。
※チケット購入時には所定の手数料が発生します。
【車いすをご利用のお客様へ】
※車いす席のチケットをご購入ください。数に限りがございますので、予めご了承ください。
※車いす席のご購入は、お一人様1枚までのご案内となります。
※介助者席は、車いすの方1名様に対して1名様までです。(車いす席のお近くの席のご案内となります)
※介助者の方もチケットをご購入ください。
【その他】
※主催者判断により、公演が中止となった場合、チケット代金(発券手数料含む)について返金対応しますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。
※感染対策のため、発熱や体調がすぐれない場合には、ご来場をご遠慮ください。この場合に限り、後日払い戻しをさせていただきますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。2月6日~10日(9:00~17:00)に江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局☎03-5246-1328にご連絡ください。受付期間後の返金対応はできませんので、ご了承ください。
- 区民招待について
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◆◆◆当選された方にチケットを発送しました。◆◆◆
この公演では、区民(在住・在勤・在学)の皆様をご招待します。
なお、申込み多数の場合は、抽選とし、結果は、発送(チケットの郵送)をもってかえさせていただきます。
※未就学児のご入場はできません。
申込方法[締切:令和4年12月28日(水)必着]
【インターネット(申込みフォーム)からの申込み】
以下の申込みフォームに必要事項を入力して申込みしてください。
申込みフォームはこちらから
【はがきによる申込み】
ご希望の区民招待日時、希望人数(2人まで)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、車いすご利用の場合はその旨、在勤(学)の場合はその所在地と名称を記入し、下記に郵送してください。
ハガキは1人1枚とし、記入不備や、ハガキ2枚以降は無効とします。
[郵送先]
〒110-8615
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局(台東区役所文化振興課内)
『お江戸将軍さま列伝』区民招待係
お問い合わせ
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江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
Edomachi Taito Geirakusai Executive Comittee
(台東区役所9階④番文化振興課内)
☎03-5246-1328(9:00~17:00、土・日・祝日を除く)
老若男女を問わず、多くのお客様で賑わう浅草公会堂にて、伝統話芸と邦楽でつづる「お江戸将軍さま列伝」が開催されました。大河ドラマ『どうする家康』も大変話題となっていますが、今回は天下泰平の世・江戸時代をつくり、支えた三人の将軍:徳川家康、家光、吉宗にスポットを当てて、浪曲、講談、落語などと言った伝統芸能を通して、江戸将軍の凄さ・魅力を伝える大変豪華なプログラムが実現しました。
最初にナビゲーターとして登場したのは、漫才コンビ 母心。伝統芸能の一大拠点でもある浅草と所縁の深い江戸将軍のエピソードについて、重要文化財(浅草寺など)と合わせて分かりやすく紹介してくれました。
会場の期待が高まる中、トップバッターとして登場したのは、浪曲 玉川奈々福さん。今回披露してくれたのは、若き日の徳川家康のエピソードを初浪曲化して挑戦された『鈴木久三郎 鯉の御意見』。即興で三味線とリズムを合わせ、非常に迫力があり、時にはユーモアも交えて、“独りミュージカル”とも言われる話芸にすっかり惹き込まれました。
続いて登場したのは、人間国宝でもある講談師 神田松鯉さん。「我は生まれながらの将軍である」と自称し、幕藩体制を固めた徳川家光にまつわるエピソード『間垣平九郎 出世の春駒』を披露してくれました。ハラハラドキドキ、そしてコミカルに描かれた世界を、釈台と呼ばれる小机を前に張扇を叩きながら展開する至極の話芸に圧倒されました。
中入り(休憩)を挟んでの演目は、母心による漫才。15人の将軍をネタに漫才を披露し、会場は大きな笑いに包まれました。「江戸時代最大の娯楽は歌舞伎」ということで披露された、母心が得意とする歌舞伎ネタも最高に面白く、会場は大きな笑いに包まれ、大変盛り上がりました。
次に登場したのは、落語家 春風亭一朝さん。今回は「暴れん坊将軍」でもお馴染みの徳川吉宗が八代将軍に決まるエピソードがネタとなっていて、将軍様が登場する数少ない落語ネタでもある『紀州』を披露してくれました。身振りと手振りを交えた巧みな名人芸に酔いしれながら、これぞ落語の醍醐味と言った痛快なオチまで存分に楽しませてもらいました。
そして、トリを取るのは、長唄 東音福田眞規さん。元禄時代の上野の花見を描いた名曲『元禄花見踊』を披露してくれました。唄と三味線や太鼓などの演奏が織り成すハーモニーと桜が満開に咲き誇る豪華絢爛な舞台美術をじっくり堪能しました。
こうして、江戸時代にタイムスリップした華々しい舞台は幕を閉じ、待ち遠しい春も先取りして、少し晴れやかな気持ちになりながら、会場を後にしました。
coming soon
芸楽祭の概要に関するチラシ・パンフレット(PDF形式)や、バナーを用意しております。
ご自由にダウンロードしてご利用ください。
We are prepared for leaflet,brouchure about outline and banners of Geirakusai.
Please feel free to dawnload the followings.