風誘う・花の大忠臣蔵
~日本の伝統芸能でつづる「赤穂浪士討入り」の物語~
「忠臣蔵」を伝統話芸と日本舞踊により、リレー形式でお届けします!
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プログラム概要
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イベントレポート
日時・会場
- 日時
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令和4年2月5日(土)
13:00開場 14:00開演
(公演時間:約2時間30分)
※出演者、内容、時間等は予告なく変更になる場合があります。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
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浅草公会堂 (台東区浅草1-38-6)
プログラム内容
浪曲、落語、講談、日本舞踊…そして漫才
台東区 浅草と言えば、伝統芸能の“発信拠点”
その名手たちが集い、事件の発端となった「殿中松の廊下」から「四十七士討入り」に至るまで、『忠臣蔵』の名場面を伝統話芸と日本舞踊の名作で“リレー形式”につづり、楽しく物語を紡ぎだす!
「唸って、噺して、読んで、踊れば脳裏に“絵”が浮かぶ!」私たちの想像力をかきたててくれる日本の伝統<話芸>、そして伝統的身体表現の代表とも言える<日本舞踊>が花を添えつつお届けするのが、この「風誘う花の大忠臣蔵!」。伝統芸能の「楽しい」「面白い」「カッコいい」が満載!若い世代からご年配の皆様まで、初心者の方々から“通”の方まで、今が“旬”の伝統芸能アーティストたちの至芸に触れ、泣いて笑って心から楽しんでいただける企画です。
事件後300年を経た現在でも、多くの人々の心をとらえて離さない「忠臣蔵」の物語。
松の廊下での刃傷事件、浅野内匠頭の切腹、討入り前夜のエピソード、そして見事本懐を遂げた討入りまでの名場面を日本の伝統話芸<浪曲><落語><講談>、各界の一線で活躍する当代切ってのストーリーテラーたちと<日本舞踊>の名手たちがつづります。プロローグは<漫才>から始まり、皆様を忠臣蔵の世界に一気に誘います。
忠臣蔵の主なストーリーを様々な伝統芸能で堪能できる。しかも一日で…。
リニューアルされた浅草公会堂で繰り広げられる、見どころ満載な公演です。
演目
- 刃傷@江戸城松の廊下:浪曲「殿中松の廊下」
- 浅野内匠頭切腹!:落語「淀五郎」
- 内蔵助…一力茶屋で遊ぶ!:日本舞踊「二つ巴」(前半)
- 討入り前夜のエピソード:講談「赤垣源蔵 徳利の別れ」
- 四十七士、いざ討入り!:日本舞踊「二つ巴」(後半)
時は元禄十五年、小雪降り敷く師走の十四日。今は亡き、殿の恨みを晴らさんと、所は本所松坂町、討ち入る浪士は四十七士!「忠臣蔵」と言えば師走の風物詩ですが、実は事件の発端となった江戸城・松の廊下での刃傷事件が起こったのが、元禄十四年(1701年)三月十四日…即日切腹となった浅野内匠頭は、桜散るなか果てるのでした。
風さそう 花よりもなお 我われはまた 春の名残を いかにとかせん ……内匠頭の辞世の句
出演者
(演目順)
浪曲:東家 一太郎・東家 美
東京都新宿区出身。早稲田大学第一文学部卒業。2007年 二代目東家浦太郎に入門。相三味線は妻、東家美。東家一太郎との出会いを契機に浪曲を知り、2012年 曲師・伊丹秀敏師に入門。2018年度 文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞。日本浪曲協会 理事。
落語:林家 正蔵
東京都台東区出身。1978年 高校入学と同時に初代林家三平に林家こぶ平として入門。落語協会所属。2015年度第70回文化庁芸術祭優秀賞受賞。2014年 落語協会副会長就任。落語家として一線で活躍する一方、NHK大河ドラマ「西郷どん」に出演するなど、俳優としても数々の映画、テレビドラマ等に出演し高い評価を得ている。
日本舞踊:弧の会
第一線で活躍中の男性舞踊家たちが流派を超えて結集したユニット。1998年に結成。2000年度 初演『御柱祭(おんばしら)』は、日本舞踊の新作としては異例の70回に迫る再演を全国各地で重ね大反響を呼んでいる。2000年度 舞踊批評家協会新人賞、2008年度 文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。
講談:神田 松鯉
群馬県出身。松竹歌舞伎等の俳優を経て1970年 講談師二代目神田山陽に入門。1992年 三代目神田松鯉を襲名。長編連続物の復活と継承に積極的に取り組み、講談の保存と後進の育成に努める。日本講談協会名誉会長。1988年度第43回文化庁芸術祭賞受賞。2019年 重要無形文化財(人間国宝)認定、2021年 旭日小綬章受章。
漫才:母心(ナビゲーター)
富山県高岡市出身、日本舞踊名取で歌舞伎鑑賞が趣味の嶋川武秀と、茨城県日立市出身、絵本を出版するなどイラストも手がける関あつしが2008年にコンビを結成。2019年 漫才大会第50回記念特別公演「漫才協会王座決定戦」優勝など輝かしい受賞歴を持ち、歌舞伎をネタにしたユニークな漫才などが注目を集めている。
※内容、開始時間は予告なく変更になる場合ややむを得ず中止となる場合がございます。
※全席指定(いす席)です。
※感染防止策のため、客席は間隔を空けての指定席です。お連れ様のお席が通路を挟んでしまうこともございますので、予めご了承ください。また、席をつめることや指定された席以外の着席はできません。
※新型コロナウイルス感染症対策について
ご来場の際に検温の協力と手指消毒をお願いいたします。会場内では常時マスクをご着用いただきます。マスクの着用がない場合、検温の結果37.5度以上の発熱(または平熱比1度超)や体調がすぐれない場合、その他感染が疑われる場合には入場をお断りさせていただきます。会場内では人と人との間隔をあけていただき、大きな声での会話をお控えいただくなどの感染防止策にご協力ください。また、この他にもご了承いただきたい事項がございますので、こちらをご覧ください。
チケットご購入時にご登録いただいたお客様の個人情報は、ご来場者に新型コロナウイルス感染者が発生した場合など、保健所等から要請を受けた際は感染症拡大防止のためにのみ情報提供させていただきます。その他の目的のために利用することはありません。予めご了承ください。
※【ご来場者様連絡先】情報提供のお願い
当日のご来場者情報のご提供をお願いいたします。いただいた個人情報は、ご来場者に新型コロナウイルス感染者が発生した場合など、保健所等から要請を受けた際は感染症拡大防止のためにのみ情報提供させていただきます。その他の目的のために利用することはありません。チケットの半券の裏面に、(1)氏名、(2)電話番号、(3)住所を事前にご記入の上、ご来場下さい。半券は会場入口で回収させていただきます。下記、ご参照下さい。
※お祝い花・プレゼントについて
劇場ロビーや楽屋のスペース確保および密を避けるため、スタンド花・楽屋花ともにお断りさせて頂きます。また、出演者の入待ち・出待ち行為、楽屋への面会や出演者へのプレゼント・お花・お手紙含め全てお断りさせて頂きますので、予めご了承下さいますようお願いいたします。
鑑賞・参加方法 How to watch
- お申し込み方法
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下記の購入先「Confetti(カンフェティ)」にて、前売り販売のお申し込みを受け付けします。
【料金】全席指定席
1階席:3,500円
2階席:3,300円
台東区民割引(2階席のみ):2,800円(先着)※詳細は下部をご確認ください。
台東区民招待(3階席)※詳細は下部をご確認ください。
※お座席の選択はできません。
※客席数は50%以下を予定しており、お座席は間隔を空けての指定席です。指定された席以外はご利用になれません。
※良席からの自動割当のため、2名様以上の場合、お連れ様と離れたお席となる場合がございます。予めご了承ください。
※チケット購入時には所定の手数料が発生します。
【販売開始日時】令和3年10月20日(水)10:00~
【購入先】
①Confetti(カンフェティ)
WEB購入:http://confetti-web.com/geirakusai
電話購入:☎0120-240-540
(土・日曜日・祝休日を除く、10:00~18:00)
※台東区民割引は電話受付のみのお取り扱いとなります。
②窓口での購入 TKTS【2月4日、5日のみの取り扱い】
浅草文化観光センター1階にあるTKTSの窓口で、公演の前日と当日に残席がある場合に限り、ご購入いただけます。(10:00~20:00)
【その他】
※主催者判断により中止となった場合、返金対応しますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。
※感染対策のため、発熱や体調がすぐれない場合、感染が疑われる場合等には、ご来場をご遠慮ください。この場合に限り、後日払い戻しをさせていただきますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。2月7日~14日(9:00~17:00、土日祝日は除く)に江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局☎03-5246-1328にご連絡ください。受付期間経過後の返金対応は致しかねます。
【車いすをご利用のお客様へ】
※車いす席のチケットをご購入ください。数に限りがございますので、予めご了承ください。
※車いす席・介助者席は、お電話のみでの受付となります。
※車いす席のご購入は、お一人様1枚までのご案内となります。
※介助者席は、車いすの方1名様に対して1名様までです。(車いす席のお近くの席のご案内となります)
※介助者の方もチケットをご購入ください。
※上記カンフェティ チケットセンター(Confetti)にて電話受付します。(Web・窓口での購入はできません)
- 区民割引について
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この公演では、台東区民の方を対象に「台東区民割引」チケットを10月20日(水) 10:00~販売します。
【料金】
台東区民割引(2階席のみ):2,800円(先着)
【申込・購入方法】
カンフェティ チケットセンター(Confetti)にて電話受付します。(Web・窓口購入はできません)
電話:☎0120-240-540(土・日曜日・祝休日を除く、10:00~18:00)
※「台東区民割引」購入希望の旨を必ずお申し出ください。(お申出のない場合の返金・交換等の対応はできません)
※上記お電話にて、ご希望のチケット枚数(お一人様2枚まで)、住所、氏名、電話番号をお伝えください。お預かりする個人情報につきましては、カンフェティ並びに江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会にて管理し、チケット販売および新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる目的以外への利用はいたしません。
※数に限りがあります。売り切れ次第販売終了となります。
※お座席の選択はできません。
※客席は間隔を空けての指定席です。指定された席以外はご利用になれません。
※良席からの自動割当のため、2名様以上の場合、お連れ様と離れたお席となる場合がございます。予めご了承ください。
※チケット購入時には所定の手数料が発生します。
※主催者判断により、公演が中止となった場合、チケット代金(発券手数料含む)について返金対応しますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。
※感染対策のため、発熱や体調がすぐれない場合には、ご来場をご遠慮ください。この場合に限り、後日払い戻しをさせていただきますので、チケットは返金対応終了まで保管してください。2月7日~14日(9:00~17:00、土日祝日は除く)に江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局☎03-5246-1328にご連絡ください。
- 区民招待について
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◆◆◆区民招待の受付を終了しました。◆◆◆
ご応募は、WEBまたはハガキで受付します。
締切り:11月5日(金)(必着)
応募者多数の場合は、抽選とし、当選の発表はチケットの発送をもって代えさせて頂きます。
【WEBでの申込み】
申し込みフォーム より申し込んでください。
【ハガキでの申込】
ハガキに公演名、公演日、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、希望人数(2人まで)、車いす席利用の場合はその旨を書いてください。1人ハガキ1枚まで(記入不備、2枚以上は無効)。
【郵送先】
〒110-8615
台東区役所 文化振興課内
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
風誘う・花の大忠臣蔵区民招待係
お問い合わせ
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江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
(台東区役所9階④番文化振興課内)
☎03-5246-1328(9:00~17:00、土曜・日曜・祝日除く)
令和4年1月にリニューアルされたばかりの浅草公会堂での開催となった「風誘う・花の大忠臣蔵」。古くから愛され続ける「忠臣蔵」の物語を、浪曲・落語・講談・日本舞踊と言った伝統芸能の名作によってリレー形式でつづる豪華なプログラムです。
まず始めにナビゲーターとして登場したのは、漫才コンビの母心さん。「忠臣蔵」初心者でも楽しめるように、今回のプログラムの趣旨や話のあらすじを解説してくれました。
「忠臣蔵」の物語のトップバッターは、東家 一太郎さん、東家 美さんによる浪曲「殿中松の廊下」でした。浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつける、事件の発端になった場面を描いた作品です。浪曲とは三味線を伴奏に独特の節と語りで物語を進める語り芸です。テンポの良い三味線と聴き心地の良い語りと歌声で物語が進んでいく様子は、まるで日本版ミュージカルのようでした。
次に登場したのは、台東区出身の落語家の林家 正蔵さん。浅野内匠頭の切腹を題材にした落語「淀五郎」を披露。扇子一つで複数人を巧みに演じ分ける姿は、あたかも映像を見ているかのようで、会場全体が集中して見入っていました。ところどころに沸き起こる観客の笑い声といった生の舞台ならではの良さを改めて感じることが出来ました。
休憩を挟んだ第2幕の冒頭は、母心さんによる漫才が披露されました。昨年の第3回江戸まちたいとう芸楽祭 ビートたけし杯「お笑い日本一」で準グランプリを受賞したお二人。歌舞伎をテーマにした漫才で、会場は大きな笑いに包まれました。
続いて、弧の会による日本舞踊「二つ巴」(前半)。京都祇園の一力茶屋の場面を演じました。様々な流派の男性舞踏家によって結成されている弧の会は、衣装を着けずに紋付の着物と袴のみのシンプルな格好で踊る“素踊り”と言う形式で、表情や身体の表現のみにより武士や女性などを演じ分けます。一糸乱れない11人全員での集団演技は非常に美しく、見とれてしまいました。
次に登場したのは、人間国宝の講談師神田 松鯉さん。浪士の一人、赤垣源蔵の討入り前夜を題材にした講談「赤垣源蔵 徳利の別れ」を披露。テンポ良くリズミカルに進んでいく話に自然と引き込まれていきました。クライマックスでの盛り上がりはまさに名人芸!神田 松鯉さんの姿は非常に格好良く、会場全体が圧倒されました。
続いて、クライマックスの赤穂浪士討入りのシーンを、弧の会が日本舞踊「二つ巴」(後半)として、再び演じた。先程の一力茶屋での妖艶な様子を演じていた時とは一変し、吉良上野介に討入る赤穂浪士達は非常に力強く、この物語の最後を飾るのに相応しい演目でした。
全ての演目が終わり、出演者のご挨拶で神田 松鯉さんからは「忠臣蔵 赤穂義士伝は不滅です。」というお言葉がありました。その言葉通り、事件後300年以上経ってもこうして語り継がれる「忠臣蔵」の魅力を実感するとともに、本プログラムは一度の機会にこれだけの数の伝統芸能を堪能でき、非常に贅沢な公演となりました。
coming soon
芸楽祭の概要に関するチラシ・パンフレット(PDF形式)や、バナーを用意しております。
ご自由にダウンロードしてご利用ください。
We are prepared for leaflet,brouchure about outline and banners of Geirakusai.
Please feel free to dawnload the followings.