紙切りワークショップ
ハサミ1つと紙1枚で出来る華麗な伝統芸能!
-
プログラム概要
-
イベントレポート
日時・会場
- 日時
-
令和3年12月11日(土)
【午前の部】11:00~12:00 好評につき午前の部、追加開催決定!!
【午後の部】14:00~15:00 午後の部は定員に達しました。
- 会場
-
浅草橋区民館 多目的ホール(台東区浅草橋2-8-7)
プログラム内容
リクエストに応じて即興で作品を切りあげる紙切り芸。
お題をもとに頭の中に描いたイメージを、ハサミ1つと紙1枚で形にする日本の伝統芸能の世界を体験してみよう!
講師:林家 花
1995年、紙切りの林家今丸に入門。大手生命保険会社のOLから転身し、2007年落語芸術協会の前座となる。
2008年9月寄席デビュー。寄席300年の歴史で初の女性紙切りとなる。(公社)落語芸術協会所属。
※感染防止策のため、間隔を空けてご着席いただきます。席をつめることや指定された席以外の着席はできません。
※参加申し込みをされた方のみご入場いただけます。付き添いや見学等はできません。
※内容、開始時間の変更ややむを得ず中止となる場合がございます。
※新型コロナウイルス感染対策について
ご来場の際に検温の協力と手指消毒をお願いいたします。会場では常時マスクの着用をお願いいたします。マスクの着用がない場合、検温の結果37.5度以上の発熱(または平熱比1度超)や体調がすぐれない場合、その他感染が疑われる場合には入場をお断りさせていただきます。会場内では人と人との間隔をあけていただき、大きな声での会話をお控えいただくなどの感染防止策にご協力ください。また、この他にもご了承いただきたい事項がございますので、こちらをご覧ください。
ご来場の際には、ご参加される方全員に住所・氏名・緊急連絡先等を所定の用紙にご記入いただきますので、予めご了承ください。
鑑賞・参加方法 How to watch
- お申し込み方法
-
◆◆受付を終了しました◆◆
下記へ電話にて申し込み
【料金】無料
【申込期間】令和3年10月6日(水)9:00~12月8日(水)17:00
【対象】小学校3年生以上
【定員】18名(先着順)
※定員に達し次第、受付を終了します。
お問い合わせ
-
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
(台東区役所9階④番文化振興課内)
☎03-5246-1328(9:00~17:00、土曜・日曜・祝日除く)
一段と寒くなった12月、浅草橋区民館にて行われた「紙切りワークショップ」。応募者多数の為、午前の部が追加開催され、子供から大人まで多くの方がご来場となりました。
ところで、皆さんは「紙切り」をご存じですか? 1枚の紙をお客様の前で注文通りに切り抜き、お囃子の三味線・鳴り物に合わせてハサミを入れながら1つの絵を仕上げる芸の事です。お客様から色々なものを作って欲しいと注文されるそうで、お伽話・季節の行事と言ったものから動物・スポーツ・歌舞伎・似顔絵などその時代に合わせた「紙切り」のリクエストがあり、ニュースを絶えず見聞きし、世の中の出来事を知っておく事もポイントになるそうです。
今回ご指導頂いたのは、落語芸術協会所属の林家 花(はやしや はな)先生です。寄席の歴史は300年と言われていますが、女性の「紙切り」は林家 花先生が初めてだそうで、芸歴20年のベテランです。とっても優しく面白く丁寧に教えていただきました。
最初は普段の寄席のように先生の作品をご披露頂きました。下書きせず白い紙にハサミを入れ、あっと言う間に「舞妓さん」が出来上がりました。まつ毛なども細かく刻まれ、和服もしっかり表現された作品が見事に完成しました。続いて子供たちから「猫のオス!」とのリクエスト。先生はオスもメスも区別がつきにくいと言いながら切り始めると「やっぱりライオン!」との声が上がりました。「お題を途中で変更する事はあまり無いのですが」と言いつつも「たてがみのあるオスがいいですね!」と言う事で、これまたあっと言う間に見事な「オスのライオン」を切り抜いてくれました。
そして、いよいよみんなで一緒に「紙切り」に挑戦しました。ウォーミングアップとして、初心者にも比較的優しい「ハート」と「リンゴ」を制作。好きな色の紙を手に取り、ハサミを入れていきます。先生から「コツはハサミの位置を変えて動かすのではなく、手に持っている紙を動かすこと。そして出来上がりを想像すること。イメージが大切です。」とアドバイスもあり、皆さん悪戦苦闘していましたが、一生懸命取り組み、出来上がると笑顔で先生に見せていました。一筆書きのように最初に紙にハサミを入れた場所に最終的には戻って来なければならない所も上手にクリア出来ていたようです。
次はもう少し高度な「たまご」と「ひよこ」です。ここからは、お手本の図を見ながらチャレンジしていきます。先ず「たまご」をくり抜いて、その中に「ひよこ」を切り抜きます。「たまご」は楕円ではなく、下が少し膨らんでいなければなりません。これをクリアしてもその中に「ひよこ」をイメージしてくり抜くのはとても難しく、お手本はありましたが少し時間がかかっていました。
続いては「ウサギ」にチャレンジです。「ウサギ」と言えば長い耳が特徴です。「耳が短いと『ネズミ』に見えてしまうから注意してね!」と先生に言われ、ハサミが耳のところに来ると皆さん肩に力が入って緊張していましたが、全員で「ウサギ」を完成させました。
最後に挑戦したのは来年の干支「トラ」です!今日の作品の中では一番難しいものとなったでしょう。出来上がりは立体的で立てて飾れるものになります。ポイントは、足の長さを揃えなければしっかり立つことができません。中には足の長さが揃わずに上手く立つ事が出来ず、少々不安定な「トラ」になってしまった方もいらっしゃいましたが、皆さんイメージ通りの立派な「トラ」もたくさん完成しました。
こうして集中して熱心に取り組んだので、あっと言う間の1時間でした。子供達も自分で作った作品を大切に持って帰りました。来年の干支「トラ」はきっと良い記念になったのではないかと思います。今度は林家 花先生の芸を寄席でも是非拝見したいと思いました。
coming soon
芸楽祭の概要に関するチラシ・パンフレット(PDF形式)や、バナーを用意しております。
ご自由にダウンロードしてご利用ください。
We are prepared for leaflet,brouchure about outline and banners of Geirakusai.
Please feel free to dawnload the followings.