演劇「中高生ステージ」
ハラハラ ドキドキ 青春競演!
台東区内の中学・高校演劇部が一堂に会し、日頃の稽古の成果を発表する演劇「中高生ステージ」!
プロ野球にも負けない魅力が高校野球にあるように、未熟さの残る中高生の演技は、時に、プロのそれよりも強く私たちの心を打ちます。演目には、彼らの悩みや葛藤が反映されているものも多く、中高生たちが感じているリアルを垣間見られるのも魅力です。
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プログラム概要
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イベントレポート
日時・会場
- 日時
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令和3年8月29日 午前11時30分 開演
※新型コロナウイルス感染対策のため、無観客開催。
- 会場
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台東区生涯学習センター ミレニアムホール
(台東区西浅草3-25-16 2階)
プログラム内容
駒形中学校
タイトル:「扉」 作:松岡晶子
「とある いなかの 学校にある教室。この教室にある ただひとつの 出入口には なぜか 扉がついていなかった。この教室内でおこるあれやこれや。そして最後に明かされる事実とは・・」
柏葉中学校Hakuyo Junior High School
タイトル:「少年少女の為の短編集」 作:山上祐輝
「私たち台東区立柏葉中学校は、今までと少し違う高度な内容の台本にチャレンジしました。部員が増え、演出や役者の個性も今まで以上に表現できるようになりました。パワーアップした劇をお楽しみください。」
白鷗高等学校附属中学校Hakuo Junior High School
タイトル:「影たちの居酒屋」 脚本:永田 歌
「人が寝静まった後、影たちが集う居酒屋がある。主人公はルールを破りその居酒屋に来てしまうが、おかげで大変なことに・・・?個性豊かな5人が試練を乗り越える一夜の冒険劇!」
“Hakuo Junior High School drama enters a new a lot of staff, Please enjoy your delivered to you! Distinctive Hakuo the stage with even more vigor.”
岩倉高等学校
タイトル:「泥梨の花」 作:三木胡桃 潤色:岩倉高校演劇部Akazato
「3人が出会ったのは泥梨(ないり・・・地獄、奈落)の中。人質にされた女子高生たちと誘拐犯。暗い過去を超えようとする者たち。『あたしはね、かつて自分で自分を殺したのよ』」
忍岡高等学校
タイトル:「命みじかし、恋せよ 乙女」 作:吉川 花
「高校時代の何が楽しいって、恋愛でしょ。でも、これが難しいんですよ。ハクバノ王子サマが来るなんて、みんな信じちゃいませんよ。恋は・・、恋はね・・自分で手に入れるもの。」
白鷗高等学校
タイトル:「未来の翼」 作:白鷗高校演劇部一同
「演劇が大好きな子が集まりました。なごやか、おだやか、和気あいあいで楽しく部活動を行っています。今は、しっかり感染対策をしながら、基礎練習に時間をかけています。」
上野高等学校
タイトル:「sweet dreams」 作:金子愛美
「伝統の上に新しい色を加えた上野高校演劇部。これまでとは違った一面も披露できればと思います。」
鑑賞・参加方法 How to watch
- お申し込み方法
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※新型コロナウイルス感染対策のため、無観客開催。
お問い合わせ
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江戸まちたいとう芸楽祭Edomachi Taito Geirakusai実行委員会事務局
(台東区役所9階④番文化振興課内)
03-5246-1328(9:00~17:00、土曜・日曜・祝日除く)
第4回江戸まちたいとう芸楽祭プレイベント演劇「中高生ステージ」は、8月29日(日)に台東区生涯学習センターミレニアムホールにて開催されました。
急遽、4校の参加となりましたが、各学校とも今年のキャッチコピーである「仲間とともに。」を体現し、団結力ある熱いステージを繰り広げてくれました!今年は感染症拡大防止のため、観客は4校の生徒と講評者の方々のみとなりましたが、お互いに他校の芝居をじっくり鑑賞し、同じ苦労を経験した仲間として大きなエール交換をしていました。
トップバッターは、駒形中学校で演目は「扉」。
扉の中の世界はちょっと変わった不思議な世界でした。実はその場所は歴史を辿るとある出来事があり、1人の中学生が関係していたのです。下手(しもて)に大きな黒い「扉」がセットとしてあり、舞台を縦横無尽に大きく活用していたのが印象的でした。
2番手は、柏葉中学校で演目は「少年少女の為の短編集」。
照明も音響も非常に凝った大変迫力ある舞台でした。現在の中学生が憧れる「恋愛」について、どのように感じ考えているのかを劇画風に表現していました。普段はアイス好きで大人しい主人公が、彼女を守るために使う必殺技「森羅万象拳」は必見でした!
3番手は、白鷗中学校で演目は「影たちの居酒屋」。
人間の「影」が夜になると居酒屋に集まり展開される一夜の冒険劇でした。ちょっとしたファンタジー要素の中には、仲間が仲間を想う気持ちに溢れ、温かい気持ちになりました。ネクタイを頭に巻いた酔っぱらいの姿は、昭和の風情を感じさせました。
そして最後の登場は、上野高校で演目は「sweet dreams」。
夢を持って生きるとは・・・?まだ具体的に夢を描けない少女にとって夢とは?と言う普通の高校生が直面する悩みについて、夢を食べる「獏」を通して面白おかしく、時にはナイフのような鋭いセリフで表現していました。劇中では、「結局、人は今を生きることしか出来ない。明日に期待したところで何もしなければ願った明日など来るはずもない。」と言ったいくつか印象的な台詞があり、哲学的にも感じられましたが、夢を食べる「獏」が出てくると何故か柔らかく優しく温かな世界になるのが不思議でした。
このような4校それぞれの個性が光った熱い舞台は、講評者の皆様より厳しくも温かいコメントを頂き、最後は記念撮影をして無事終了しました。
また来年、演劇を愛する仲間たちと笑顔で再会することを誓って・・・。
coming soon
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