演劇連携公演
劇団櫂人Presentsえんちょうまつり
落語『芝浜』『文七元結』+演劇『怪談牡丹燈籠』
近代落語の祖と言われ落語のみならず演劇にも多大な影響を及ぼした三遊亭圓朝。今回は落語と芝居を二部構成でご覧にいれます。人情噺と怪談の傑作の数々をご堪能下さい。しかも今回、出演するのは落語も演劇も女性ばかり! 音楽は、設楽瞬山、藤田佐知子の生演奏でドラマを盛り上げます。さてさてみなさま、江戸まち・たいとう「熟女歌舞伎」のはじまりはじまり~
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プログラム概要
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イベントレポート
日時・会場
- 日時
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◆プレビュー公演
令和3年10月27日(水) 17:00開演 (演劇『怪談牡丹燈籠』のみ)
◆本公演
令和3年10月28日(木) 13:00開演 落語『芝浜』+演劇『怪談牡丹燈籠』
令和3年10月29日(金) 13:00開演 落語『文七元結』+演劇『怪談牡丹燈籠』
令和3年10月30日(土) 13:00開演 落語『芝浜』+演劇『怪談牡丹燈籠』
令和3年10月31日(日) 13:00開演 落語『文七元結』+演劇『怪談牡丹燈籠』
※10月30日(土)のみ生配信あり。
- 会場
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上野ストアハウス
※自転車・自動車共に駐車場のご用意はありません
プログラム内容
■ストーリー(あらすじ)
落語『芝浜』
天秤棒を担いで行商をする魚屋の勝五郎は、早朝浜辺で大金の入った財布を拾う。大酒を飲んで正気を失った翌日、女房は夢でも見たのだろうと大金の話を信じない……。夫婦の情愛を描いた傑作。
落語『文七元結』
腕は立つが博打ばかりで妻や娘に苦労を掛けている左官屋の長兵衛。自分の娘が吉原に身を売ろうとしているのをやめさせるために、再起を誓って借りた金を、川に飛び込もうとしている文七にあげてしまい……。最高のハッピーエンドの人情噺傑作。
演劇『怪談牡丹燈籠』
浪人萩原新三郎に一目惚れしたお露は、死んで幽霊になっても夜な夜な新三郎のもとへ逢引きに訪れていたが、お露の正体を知ってしまった新三郎は魔よけのお札で難を逃れようとする。同じ長屋住まいの伴蔵は、幽霊に魔よけのお札をはがせと迫られるが一計を案じ幽霊から百両の金をだまし取ろうとするのだった。一方、お露の父、旗本・飯島平左衛門は妾のお国に命を狙われていたが、平左衛門の忠義の家来・孝助が主の命を守ろうとして奮闘する。いく筋も絡み合う因果応報の群像劇、圓朝怪談噺の傑作を一挙上演。
■出演者
(落語)桂右團治
(演劇)青木恵/寿美とも子/村川玲子/小池恵子/yoko/下地きく乃/朝方ナツキ/緒方美浮/安藤香子/宮下文子/向後正枝/田中淳子/森田真帆/篠田悦子/菊地伸二
(演奏)設楽瞬山/藤田佐知子
■劇団櫂人について
2011年11月旗揚げ。シニア演劇というアマチュア的な枠に止まらず、より深く演劇を追求し、本質に迫る質の高い舞台を創造したいという高い志の下に劇団を結成しました。劇団櫂人の目指す演劇は、人間の普遍的テーマを扱った古今東西の本格的な戯曲の上演です。シニアと称される年を重ねた団員らのこれまでの職場や社会や家庭での多くの人生経験は、演劇を創造するに必要な分析力・構想力・表現力を豊かに育んでいるものと思います。シニアの特性を十分に生かして、思慮深く知性の香りあふれた感性豊かな演劇を創造していきます。主な作品:『犀』『谷間の女たち』『ブルーストッキングの女たち』『かさぶた式部考』など。
【参考リンク】
劇団櫂人公式サイト:https://www.gekidankaito.com/
※新型コロナウイルス感染対策について
会場では、常時マスクの着用・検温・手指消毒をお願いいたします。マスクの着用がない場合、検温の結果、37.5度以上の発熱(または平熱比1度超)や体調が優れない場合、その他感染が疑われるなどの場合には入場をお断りさせていただきます。また、会場内では人と人との間隔をあけていただき、大きな声での会話をお控えいただくなどの感染防止策にご協力ください。出演者への面会、プレゼントはお断りさせていただきます。
また、この他にもご了承いただきたい事項がございますので、こちらをご覧ください。
鑑賞・参加方法 How to watch
- お申し込み方法
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下記の購入先「CoRich 舞台芸術!」にて、前売り販売のお申し込みを受け付けします。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
【料金】全席自由席
一般5,000円(プレビュー公演4,000円)
学生2,500円
台東区民招待※詳細は下部をご確認ください。
【販売開始日時】令和3年9月1日(水)10:00~
【購入先(WEB購入)】https://ticket.corich.jp/apply/113915
◆生配信は下記をご覧ください。
配信チケット:3,500円
https://gekidankaito.stores.jp/items/6110e431f604a9434f3a604
- 区民招待について
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◆◆◆当選された方にチケットを発送いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました。◆◆◆
ご応募は、WEBまたははがきで受付します。
締切り:9月30日(木)(必着)
応募者多数の場合は、抽選とし、当選の発表はチケットの発送をもって代えさせて頂きます。
【WEBでの申込み】
申し込みフォーム より申し込んでください。
【ハガキでの申込】
ハガキに公演名、公演日(第3希望まで)、希望人数(2人まで)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を記入して下記郵送先へ。1人1枚1公演(※)まで(記入不備、2枚以上は無効)。
※もう一つの演劇連携公演の台東区民招待を含め、第3希望までご応募いただけます。
【郵送先】
〒110-8615
台東区役所 文化振興課内
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
「演劇連携公演」区民招待係
お問い合わせ
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【一般販売チケット問合せ先】
劇団櫂人
☎090-5432-4764(チケット担当)
✉akky.highrock-sunmoongood@docomo.ne.jp
【区民招待問合せ先】
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
(台東区役所9階④番文化振興課内)
近代落語の祖と言われている三遊亭圓(えん)朝(ちょう)をご存知ですか?
幕末から明治にかけて活躍した落語家で、江戸落語を集大成し、近代落語発展への道を開いた方で、台東区谷中の全生庵に墓所があります。話芸はもとより道具仕立て芝居噺、怪談噺、人情噺を自作自演して絶大な人気を得た落語の名人です。
そんな「圓朝」の世界を、劇団創立11年目となる劇団櫂人が「えんちょうまつり」と題し、第4回江戸まちたいとう芸楽祭演劇連携公演として披露しました。「自分たちの劇団を作りたい」と演劇好きの5人が集まって早11年、劇団員はシニアと言われる世代の方々が中心で、大量かつ昔の日本語のセリフを舞台上で動き回りながら一気に語り、駆け抜けるパワーに圧倒されました。
「えんちょうまつり」、先ずはゲスト出演として桂右團治による落語「芝浜」(※日替わりで「文七元結」)、そして演劇「怪談牡丹燈籠」の豪華2本立てです。
「芝浜」は今では人情噺の傑作として有名ですが、幕末の頃、圓朝が、酔払い・芝浜・財布の三題噺として創作したのが原型とされています。働き者だが大酒飲みゆえ貧乏生活を送る勝五郎と、何とか立ち直らせたい女房との粋な人情噺。この圓朝の名作を桂右團治により一席ご披露頂きました。
桂右團治は、落語芸術協会所属初の女性真打の方です。枕(落語の導入部分)では芝浦の話や江戸時代のお金の価値を、食べ物の話やお金の数え方に例え分かりやすく説明し、本題を理解しやすくしてくれました。本題では酔っぱらいの勝五郎を時に馬鹿馬鹿しく、愛おしく演じ、場内も笑いと優しさに包まれました。
そして、劇団櫂人による舞台「怪談牡丹燈籠」です。圓朝25歳の時の作品で、落語の怪談・人情噺として創作されました。「四谷怪談」「皿屋敷」と並ぶ日本三大怪談話の一つとして有名です。この物語は、金欲・憎悪・堕落などのエピソードが次から次へと描かれ、ある意味とても人間的でドラマチックな展開に引き込まれました。その中で孝助という人物は、苦難や困難な状況にあっても真っ直ぐで正直に生きている、庶民の代表のような人物で、特に共感しました。人間の裏表を表現しながらも人間に対する愛情が感じられ、人生の因果応報をも感じさせる奥深い話でした。
劇団櫂人は、黒子の方を除き全キャスト女性で、この壮大な物語「怪談牡丹燈籠」を演じ切りました。舞台を繊細かつ縦横無尽に動き回る皆様の演技に、観客全員がパワーと優しい気持ちを貰った気がします。怪談の後でしたが、晴れ晴れした気持ちで劇場を後にしました。
撮影:宮内 勝
coming soon
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