音楽朗読劇
『わが愛の譜－滝廉太郎物語－』

朗読したまちばなし

滝廉太郎がピアノを弾き山田耕筰が歌曲を歌った旧東京音楽学校奏楽堂で、音楽朗読劇「わが愛の譜～滝廉太郎物語」が上演されます。滝廉太郎の美しくはかない短い生涯とその時代背景を描いたドラマで、「荒城の月」はもちろん、多くの名曲が観客を懐かしく清らかな思いへと誘う、天才音楽家の愛と苦悩を描いた作品です。

プログラム概要
イベントレポート

日時・会場

日時: 令和2年1月9日（木)　午後4時開演

※出演者、内容、時間等は予告なく変更になる場合があります。予めご了承のほどお願いいたします。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※当日券（3,000円）の販売を予定しています。（会場内受付にて15時30分より販売予定）

会場

旧東京音楽学校奏楽堂（台東区上野公園8-43）
※エスカレーター、エレベーターがありませんので、予めご了承ください。
※自転車・自動車共に駐車場のご用意はありません。
※会場内でのご飲食はできません。

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イベント詳細

出演者：辰巳琢郎/辰巳真理恵/田中由也/亜聖樹/大貫祐一郎　　原作：郷原　宏

お申込み

お申し込み方法: 下記の購入先「Confetti(カンフェティ）」にて、前売り販売のお申し込みを受け付けします。
ご購入後の返金・交換等は一切できかねますので、予めご了承ください。
なお、当日券（3,000円）の販売も予定しています。（会場内受付にて15時30分より販売予定）
【料金】全席指定席（お座席の選択はできません）
　　一般：3,000円
　　台東区民割引：2,500円（前売りのみ）
【購入可能枚数】2枚まで
【販売開始日時】11月21日（木）正午から
【購入先】Confetti(カンフェティ）
　電話購入：☎0120-240-540
（土・日曜日・祝休日・年末年始12月28日～1月5日を除く、午前10時～午後6時）
　※台東区民割引は電話受付のみ
　WEB購入：http://confetti-web.com/geirakusai
【車いすご利用のお客様へ】
　＊車いす席のチケットをご購入ください。⇒完売しました。
　＊車いす席・介助者席は、お電話のみでの受付となります。
　＊車いす席のご購入は、お一人様１枚までのご案内となります。　
　＊介助者席は、車いすの方１名様に対して１名様までです。（車いす席のお近くの席のご案内となります）
　＊介助者の方もチケットをご購入ください。
　＊上記カンフェティチケットセンター（Confetti）にて電話受付します（Web購入はできません）。
　　また、数に限りがございますので、予めご了承ください。
【その他】
　※ チケット代金に加え、別途発券手数料をご負担頂きます。
　※本公演チケットの営利目的による転売は固くお断りします。営利目的での転売が発覚したチケットは無効とし、入場をお断りいたします。

区民割引、 区民招待について: ＝台東区内在住の方へ割引チケットを販売します＝
このプログラムでは、台東区民の方を対象に「台東区民割引」チケットを11月21日（木）正午から販売します。
【料金】
　全席指定席（お座席の選択はできません）
　台東区民割引　2,500円（前売りのみ）
【申込・購入方法】
　以下のご購入先にて電話受付します。
　Confetti（カンフェティ）　
　電話：☎0120-240-540
　（土・日曜日・祝休日・年末年始12月28日～1月5日を除く、午前10時～午後6時）
　※「台東区民割引」購入希望の旨を必ずお申し出ください。（お申出のない場合の返金・交換等の対応はできません）
　※上記お電話にて、ご希望のチケット枚数（お一人様２枚まで）、住所、氏名、電話番号をお伝えください。お預かりする個人情報につきましては、カンフェティ並びに江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会にて管理し、チケット販売にかかる目的以外への利用はいたしません。
　※数に限りがあります。売り切れ次第販売終了となります。
【その他】
　※ チケット代金に加え、別途発券手数料をご負担頂きます。
　※本公演チケットの営利目的による転売は固くお断りします。
　　営利目的での転売が発覚したチケットは無効とし、入場をお断りいたします。

＝台東区民の方を抽選でご招待＝
◆◆たくさんのご応募ありがとうございました。◆◆
◆◆当選された皆様にはチケットを発送いたしました。◆◆
　はがき（おひとり様１通のみ有効）に以下の必要事項を記入して、下記の申込先へ郵送してください。
　※発表はチケットの発送をもって代えさせて頂きます。
【申込方法】
はがきに公演名、公演日、郵便番号、住所、氏名（ふりがな）、年齢、電話番号、車いす席利用の場合はその旨を書いてください。１人１枚１公演（※1）まで(記入不備、2枚以上は無効）。
（※1）演劇「公募公演」以外で募集している他のプログラムの台東区民招待と重複しての応募はできません。
【申込先】
　〒110-8615
　台東区役所　文化振興課内
　江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
【申込締切】
　12月10日（火）(必着）

お問い合わせ

お問い合わせ: 江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
（台東区役所文化振興課内）
☎03-5246-1328
受付時間　午前9時～午後5時
土･日曜日･祝日･年末年始12/28～1/5を除く

令和になり初めての新年を迎えた上野公園・旧東京音楽学校奏楽堂（現・東京藝術大学音楽学部）で第二回江戸まちたいとう芸楽祭―冬の陣―最初のプログラムとなる音楽朗読劇『わが愛の譜(うた)～滝廉太郎物語～』が上演されました。

滝廉太郎の美しくも儚い、短いその生涯と時代背景を描いたドラマで、「荒城の月」はもちろん、多くの名曲が観客を懐かしく清らかな思いへと誘う、天才音楽家の愛と苦悩を描いた作品です。

会場となったのは滝廉太郎も学んだ、国の重要文化財である旧東京音楽学校奏楽堂。

開場前から門の外には列ができ、場内は開演を楽しみにされているお客様の声や芸楽祭スタッフたちの活気に溢れ冬の寒さも忘れる賑わいを見せていました。

当時の雰囲気が想像できる佇まいとシャンデリアの輝くホールで物語を紡ぐのは、京都大学出身で、クイズ番組などで活躍する知性あふれる俳優の辰巳琢郎さんとその娘で、オペラ公演で活躍するほか、CDデビューもしているソプラノ歌手の辰巳真理恵さん、大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部声楽教授で関西を代表するバリトン歌手の田中由也さん、田中さんの娘でソロライブや音楽劇などで活躍している元宝塚歌劇団の亜聖樹さん。伴奏は様々なアーティストと共演しミュージカルなど活躍の幅を広げているピアニスト、大貫祐一郎さんが担当しました。

第一幕、大貫祐一郎さんのピアノと共に、田中由也さんの「荒城の月」で開演。重厚感あふれる歌声が場内に充満していました。

劇中で使用されているのは「荒城の月」や「箱根八里」、「花」など滝廉太郎の名曲のほか「メヌエット」や「アヴェ・マリア」など誰もが聞いたことのある曲の数々。

物語は辰巳琢郎さん演じる滝廉太郎が音楽学校の予科に合格するところから始まります。

音楽学校で才能が開花しはじめ、数々の出会いによって廉太郎は成長していきます。

劇中の歌唱場面では辰巳真理恵さんと亜聖樹さんによる「アヴェ・マリア」が奏楽堂ホール内に美しく響き渡りました。

音楽学校の本科を優秀な成績で卒業した廉太郎は本格的に音楽家を目指し研究科へ進みます。

第二幕、音楽学校講師・ケーベル博士の指導のもとピアノの稽古に励みますます音楽に打ち込む廉太郎は、博士に音楽における東洋と西洋のかけ橋になれと言われ世界を意識し始めます。

そして念願のドイツへの留学が決まると、その際に自分の作品を手土産として持っていこうと考えました。

そのうちの一つである「荒城の月」。その歌を廉太郎ゆかりの場所で口ずさむ辰巳さんの姿に客席は目を奪われました。

留学先での小さな恋、そして病の発症。帰国の途に就く廉太郎はそこで出会う土井晩翠と共に曲を作る約束をするも、それは叶うことはありませんでした。

死の直前、「憾(うら)み」という曲を書き上げ自分の生涯を憾んだ廉太郎の無念な思いに涙されるお客様も。

そして廉太郎と土井晩翠の共作で作られた唯一の曲、「荒城の月」を田中さん、真理恵さん、亜聖さんの三人で歌い物語は締めくくられます。

二組の親子による息ぴったりなお芝居はとても観応えのあるものとなりました。

ピアノと歌で紡がれる滝廉太郎の物語は、江戸まちたいとう芸楽祭―冬の陣―の開幕にふさわしい公演となりました。

今後予定されているさまざまなジャンルのプログラムもどうぞお楽しみに。

レポート：江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局

写真：江戸まちたいとう芸楽祭ボランティア　江頭　幸宏

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