スイッチ総研
「浅草新仲見世商店街スイッチ」

無料予約不要

2019年1月6日(日) 15:00開演/15:30終演
会場:浅草新仲見世商店街
料金:無料・予約不要

プログラム概要

スイッチ総研「浅草新仲見世商店街スイッチ」

夏の陣で浅草花やしきを賑わせたスイッチ総研が再登場!!今回は、「スイッチ」を押すと「何か」がおこる一瞬の演劇を、新春の浅草新仲見世商店街各所にて展開。歴史と個性溢れるお店にちなんだ、浅草ならではの“スイッチ”を同時多発で上演し、冬の陣のオープニングを華々しく飾ります!賑々しい空気に満ちた新春の浅草へ、是非遊びにいらしてください!

  • 【作】スイッチ総研
  • 【総合演出】光瀬指絵
  • 【研究開発/出演】
    大石将弘、光瀬指絵

<契約所員>
池田 亮(ゆうめい)、石倉来輝(ままごと)、小林義典(クロムモリブデン)、斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、田島冴香(FUKAIPRODUCE羽衣)、田中祐希(ゆうめい)、細谷貴宏(ばけもの)、間野律子(東京デスロック)、矢野昌幸

<客員研究員>
板橋駿谷(ロロ)、伊藤俊輔(ONEOR8)、瓜生和成、亀島一徳(ロロ)、佐藤銀平(サスペンデッズ/東京No.1親子)、島田桃依(青年団)、武谷公雄、立川がじら(落語立川流/劇団「地蔵中毒」)、福井夏(柿喰う客/しあわせ学級崩壊)、福永マリカ、望月綾乃(ロロ)、山森大輔(文学座)

<非常勤研究員>
牛尾茉由(演劇集団円)、えみこ、大川史乃、緒方恵子、加藤優季、久保和支、齊藤 慧、さばみそちゃん、鈴木正也、鈴木麗華、深海哲哉(グンジョーブタイ/アマヤドリ)、高木友葉、豊島晴香、中口未ナ、町村明日香、吉田電話(クロムモリブデン)、因幡美佐(中3)、落合桜花(中3)、河野萌愛(中1)、倉持ひまり(中1)、妹尾健太(高1)、関口真生(高1)、千葉エミリ(高3)、山口真沙希(中2)、和田和美(高2)
…2018年9月~およそ2か月間かけて募集した、台東区内外の市民出演者が遂に決定!!
「演劇に詳しくない方も気軽に演劇を楽しめるような企画を考えたい」、「若い方から年配の方まで地域のお祭りに参加してほしい」という芸楽祭の思いをスイッチ総研が受け止め、スイッチ総研初の中高生研究員が誕生。また、幅広い年代の方々にご応募いただき、芸楽祭の願いが実現。
新春の賑やかな浅草で、出演者の方・観劇する方、皆様に楽しんでいただけるよう尽力します。
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会

新仲見世MAPのダウンロードはこちらをクリック(PDF)

※当日会場では上演店舗マップを配布します

スイッチ総研

©Hideaki Hamada

俳優の光瀬指絵(ニッポンの河川)、大石将弘(ままごと|ナイロン100℃)、山本雅幸(青年団)により2015年1月結成。新しい形の演劇「スイッチ」を専門に上演する団体。六本木、恵比寿、下北沢、横浜、道頓堀、伊勢原大山、豊橋、静岡、松本、小豆島など日本各地の芸術祭や演劇祭に招聘され、地域の俳優や市民と共にその場ならではのスイッチを開発上演し、好評を得ている。モットーは「大人げないことを大人のやり方で」

http://switch-souken.tumblr.com/

スイッチとは?

鑑賞者が「スイッチを押す」=「あるお願いごとに沿った行動をとる」と始まる3秒~30秒の小さな演劇。スイッチを押したとたん、貴方は物語の観客、あるいは主人公に。「公共の場でも相手の同意を得たうえで上演できないか?」を試行錯誤した結果生まれた、唯一無二かつ変幻自在な新しいかたちの演劇。

浅草新仲見世商店街

浅草で「新」といえば、新仲。新仲見世。(通称、「しんなか」。)

交通の要所である新仲1部(東側玄関)には、東武線、銀座線、浅草線、都バス、隅田川水上バスの駅があり、浅草の娯楽街である新仲5部(西側玄関)には、落語・漫才や映画館、ボウリング場がならぶ六区商店街に隣接。
交通・娯楽の利便性もさることながら、商店街にある店舗数は、なんと108店舗!
新仲1部~5部の長さは 380mもあり、浅草の東西を結ぶ浅草最大のショッピングモールです。
また、最大の特徴は、浅草最大のアーケードがある商店街ということ。雨の日でも、日差しの強い日も、安心してお買い物を楽しめます。
最後に、アーケードのある商店街としては東京でも最も歴史のある商店街です。よって、銘店揃い!
昭和が漂う商店街に是非遊びにきてみてください。

公式ホームページ https://www.asakusa-shinnaka.com/

*当日の会場付近はお参りや観光などで大変混み合うことが予想されます。混雑状況によっては、上演時間内に全ての作品をご覧いただけない可能性もございます。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。
*浅草新仲見世商店街はアーケードのある商店街です。公演は雨天決行ですが、荒天による中止の場合はHPや公式Twitterにてお知らせいたします。

お問合せ

江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局(台東区役所9階④番文化振興課内)
03-5246-1328(平日9:00~17:00)

街を再発見する「スイッチ」

9月、浅草花やしき。家族連れでにぎわう園内に10個の「スイッチ」が設置された。たとえばフードコート近くには、花やしき名物のお菓子「パンダカー焼き」2個と「お菓子を両手に持ってください」という指示が。通りかかった人が指示通りにすると、同じように両手にアメリカンドッグを掲げた俳優が小走りでやってくる。「遅くなってごめん、あっちの店も大行列で。あ!? ごめんなさい、人間違えでした! でもそのパンダカー焼きもおいしそうですねー!」と恐縮しながら笑顔で去っていく。その人の慌てぶりと勢いに、スイッチを押した人はつい笑ってしまう……。
あるお願いごとを実行する、つまりスイッチを押すと、ほんのわずかの間、何かが起こる。それが「スイッチ」という名のちょっと変わったかたちの演劇。2015年に結成されたスイッチ総研は、これまで各地のアートイベントや演劇祭などでその地に合ったスイッチを開発・上演してきた。
「公共の場で演劇作品を創作上演しなくてはならないという条件があったときに、どうしたらまわりに迷惑をかけずに自分たちが納得できるものを上演できるかと考えた結果、『観たい方がいたらスイッチを押してください、その方のためだけに演劇を上演します』というコンセプトのもと始まった演劇なんです」と語るのは、スイッチ総研所長の光瀬指絵。
公演のたびに集う俳優たちは、いずれも演劇界で活躍する面々ばかり。忙しい公演の合間を縫い、数秒間の役を全力で演じる。副所長の大石将弘は、「スイッチを演じる側にとっては、お客さまの反応を間近で見られる喜びがある。上演するたび、新しい発見があります」と話す。
冒頭の「江戸まち たいとう芸楽祭 浅草花やしきスイッチ」では、他にもローラーコースターやお化け屋敷を題材にした、花やしきならではのスイッチが園内に点在していた。観客はスイッチを通じて、その街や場所の魅力を再発見していく楽しみもあるのだ。
スイッチ総研は12月、1月に一般公募による"非常勤研究員"を交えた稽古を実施。そして1月6日には「浅草新仲見世商店街スイッチ」が出現する。にぎにぎしい空気に満ちた、新春の浅草ならではのスイッチを、ぜひ押しに行こう。

(左から)
大石将弘(スイッチ総研 副所長)、光瀬指絵(スイッチ総研 所長)